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イング名誉顧問 青木辰二 コラム詳細

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いじめ!

2017.05.17

 平成17年度のいじめの発生件数は約2万件で、その中の約60%が中学校で発生しています。また、公立中学校の総数1万238校の中でいじめが発生した中学校は34.6%の3538校に上ります。認知されていない水面下のいじめまで含めると、中学生にとっていじめはまさに身近な問題といえます。

 今の子どもたちには、ちょっとしたことで「いじめる側」にも「いじめられる側」にも巻きこまれる危険があります。「いじめに加わらなかったからいじめられる」「いじめられるのが嫌だからいじめる」

 加害者と被害者が容易に入れ替わる微妙な空気の中で学校生活を送っているのです。

 こういう環境で子どもたちはどんどん事態を静観するようになります。いじめを見たときの対応を子どもたちに尋ねたところ、小学校から高校まで1位を占めたのは「かかわらないようにした」という答えです。

 こうして人と人とのつながりが、うわべだけのものになっていくことは悲しいことです。いつも周囲に合わせておくのではなく、相手を思いやる心を忘れずに、自分で考えて行動することの大切さを、われわれ大人(親)は子どもに伝えてやりたいものです。(2008年5月16日掲載)

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