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先日、玉井式国語的算数(詳しくはこちら)の授業でこんなことがありました。
通塾してくれている小学校低学年の一人の生徒が授業前に
「学校の宿題が多くてイングの宿題ができませんでした。」
と言いに来ました。
珍しくないことです。
人間なので、まだ小学校低学年なので、宿題や物を忘れることもあると思います。
しかし、良くはないことです。
そして、子供たち自身もそれは分かっています。だから授業前に私にそれを伝えに来てくれました。それだけでもその子のとった行動はえらいと感じました。授業が始まってから、先生が気付いて指摘を受けてから伝える子も少なくないからです。
では、その子の授業前に伝えにきた行動に
講師はどう声をかければよいか。叱るべきか、注意をするのがよいか考えます。
私は
「そうか~、学校の宿題がたくさんあったんだね。
授業の前にちゃんと自分で言いに来ることができたね。
次はどうしたらできるかな?」
と尋ねました。
そして自分で考えさせました。
講師が正解を伝えてさせるのではなく、生徒が自分でどうすればいいか考えるくせをつけることが自立していくために必要なことと考えるからです。
その生徒は少し考えて
「お休みの日にする。」と答えたので、私は
「そうだね。学校がない日の方が時間があるかもしれないね。
じゃあ次はそうしてみよう。」
と伝えました。
言われたことをするだけではなく、困ったときに自分でどうしたらいいかを考える。
自分で考えるくせをつける。
自分で考えて行動できる力が、社会の中で生きていく力の重要な要素になると信じています。
イングの玉井式は子供たちに考えさせることを大事にします。答えを待つような教育はしません。自分の頭で考え、自分の考えを伝えられるひとに成長することを講師と保護者の方の2人3脚で育んでいきたいと思います。
玉井式【国語的算数】 高石校担当 操本