究極のアウトプットは、人に教えることだと、前回、伝えました。

　私自身、とても感銘を受けた話があります。

 

　昔、とても勉強ができる小学生の女の子がいました。

　その評判は親同士の間でもどんどん広がりました。

　ある日、ある親が、その女の子の母親に聞きました。

 

　「家で、どんな教育をしているのですか？」

 

　答えはこうでした。

 

　「何もしていません。私は子どものころ、とても貧しくて、学校に行けませんでした」

　「だから娘には、あなたが学校で教わったことを、あなたが私に教えてね」

　「そう言っているんです」

 

私は、親として、徹底的に、真似ました。

現在、高3の息子が入園前、よく、こう言っていました。

  現在、中３の娘にも、それを言い続けました。

 

　「幼稚園とか学校に行ったらな、先生が教えてくれる。いっぱい教えてくれる」

「だから、いっぱい勉強して、〇〇〇（息子）がチチィ（父）に教えてくれよ」

　

ふたりは、本当に、いっぱい、いっぱい、教えてくれました。

ふたりは、今もなお、学校の授業を大切に、大切に受けています。

 

次回に続きます。

 

　　　学研教育ホールディングス　教務力向上委員

　　　学習塾イング　武本貴志

 

こちらは、私の子育て・授業の実話をもとに書き下ろしているブログです。