2025/10/08

成績アップ・志望校合格のために⑲ ~自ら学ぶ人になる~(イング教育コラム)

教育と躾(しつけ)について

教育とは、子どもの能力を引き出すこと。

躾(しつけ)とは、子どもに仕付け(しつけ)ること。

 

何を仕付けるか?

挨拶、返事、整理整頓(躾の三原則:教育哲学者の森信三先生提唱)

 

  授業に例とすると・・・

 

 「よろしくお願いします」という挨拶で授業を始める。

  挨拶を仕付けることで、感謝の心と何かを始める能動性を引き出す。

 

  「はい」という返事で心を開く。

  心を開くとは、心が素直な状態になるということ。

  返事を仕付けることで、素直な心を育む。

素直な心が学力をまっすぐ伸ばす。

 

  授業の終わりに、机と椅子の整頓を仕付ける。

  整理整頓を仕付けることで、最後まで丁寧にやる癖がつく。

 

  自ら何かを始め、素直な心でやり、最後まで丁寧にやり切る。

  しつけ(躾・仕付け)のゴールは、主体性です。

 

  「仕付けが完成したら、その仕付け糸を外します」(発達心理学者の岡本夏木先生)

(着物が完成したら、その仕付け糸は外されるということ)

 

この言葉に納得です。

 

 

次回に続きます。

 

 

   学研教育ホールディングス 教務力向上委員

   学習塾イング 武本貴志

 

こちらは、私の子育て・授業の実話をもとに書き下ろしているブログです。