2025/11/06
成績アップ・志望校合格のために㉓ ~自ら学ぶ人になる~(イング教育コラム)
信じて待つ。
私には今、中学3年生の娘がいます。
彼女は、1歳のころ、待つことを学びました。
それまでは、待つことを強いられると、彼女は徹底的に泣き散らしていました。
悲しみの雄叫びです。何が悲しかったのか?
3つ上の兄(現在、高3生)と比べて、私が彼女を構っていなかったこと。
当時の私は、おそらく、1歳の女の子との接し方がわかっていませんでした。
それに気づいた私は、彼女と向き合う時間をつくりました。
また、家族4人の中で、彼女が主役になる時間もつくりました。
いち早く夕食を食べ終わった彼女は、私たちの前で、大好きな踊りを披露しました。
さらには、絵を描き、覚えたての数字や色の名前をいっぱい言いました。
私たち3人は、そんな彼女をただただ認め、笑顔で、見守りました。
彼女は安心しました。落ち着きました。
その後は、まずは私が信じて待とうと思いました。
ふたりで遊びに行き、家へと帰る時間になると…。
「2号(娘)、帰るぞ」
「いりゃん(嫌です)」
「そうか…。ちょっと待つわな。チチィ(父)が言ったこと考えてみ」
「………。チチィ……。かえりゅ(帰ります)」
この空白(間)こそが、子どもへの信頼だと、私は思います。
次回に続きます。
学研教育ホールディングス 教務力向上委員
学習塾イング 武本貴志
こちらは、私の子育て・授業の実話をもとに書き下ろしているブログです。

