2017/05/24
当たり前!?
塾で子どもたちを指導していると、「当たり前」のことができていない子の多いことに気づきます。また、「当たり前」のことを毎回続けている子が非常に伸びていくことにも気づきます。
「当たり前」のことというのは、別に「予習・復習をする」とか「毎日2時間は家で勉強する」とかいうレベルのものではありません。「あいさつをする」「返事をする」「脱いだ靴をそろえる」「先生の方を見て話を聞く」「姿勢を正して授業を受ける」というようなごく基本的なことです。
優れた講師ほどこれらの「当たり前」のことを徹底して指導します。粘り強く言い続けます。経験上、これら「当たり前」のことの大切さをわかっているからです。
「当たり前」のことは意外性がないため、つい軽く見られがちです。会議などでも、奇抜な意見が尊重され、誰でも思いつくようなことは軽視される傾向にあるのではないでしょうか。
しかし、特に教育においては「当たり前」のことを言い続ける重要性を忘れてはいけません。「前に1回言ったから…」ではなく、言い続けることが大切です。一度、「当たり前」を見直してみませんか?
(2008年5月23日掲載)