2016/04/13

ケータイの功罪

 

 驚異的な勢いで普及する携帯電話。小学生の6人に1人、中学生の2人に1人、高校生では90%以上が、自分の携帯電話を持っているといわれます。その機能は、メール・ゲーム・音楽・テレビと広がりを見せ、中高生の70がインターネットを利用するなど、携帯電話は子供たちの生活に深く浸透していっています。防犯の機能を付加したものもあり、「安全面」から親が持たせるケースも多いようです。(註2007年の状況です)


 一方で、インターネットにからむ子供の事件が後を絶ちません。中2男子が掲示板で小3児童に殺人予告。中3男子がネットオークション詐欺で逮捕。中2女子が援助交際の書き込みで書類送検。


出会い系サイトや架空請求、有害情報、チャット・掲示板への書き込みによるトラブルなど、これらの危険な問題から子どもたちをどう守っていけば良いのでしょうか。


 次のような「わが家の携帯ルール」を決めてはどうでしょう。


①利用時間帯・料金の限度を守る②自分(友人)の個人情報を他人に明かさない

③公共の場でのマナーを守る④見知らぬメール・ホームページにはアクセスしない

⑤「ノー携帯デー(タイム)」を作り、家族との会話を大切にする―。

 

 自主性を重んじながらも、ルールをきちんと守らせる。これも私たち大人(親)の大切な務めではないでしょうか。

(2007年4月13日)