2016/05/11

生活習慣!

  子供が自分の親や家族を殺害する、悲惨な事件が続発しています。家庭の教育力低下が長らく指摘されてきた中、まさに「家庭崩壊」を示す出来事です。

 

最近の教育再生会議の報告は「家庭は教育の原点。保護者が率先し、子どもにしっかりしつけをする」と、家庭でのしつけの重要性を改めて強調しています。その中心となるのは基本的な生活習慣の習得です。

 

 東京のある中学校が、「席を立つときは椅子を中に入れる」ことを生徒に徹底したところ、都内の学力テストでトップになり、スポーツでもトップクラスが続出したそうです。 また、毎日朝食を食べる子供ほどテストの点数が高い傾向にあることがわかっています。

 

基本的な生活習慣が、体力、学力に良い影響を与えたのです。そして、人間関係を築く力にまでかかわってきます。

 

①生活のリズム(早寝・早起き)②食事(3食しっかり取る・バランスのとれたメニュー)③挨拶(家族との会話)④ルール(後片付け・手伝い)。こうした基本的な生活習慣を守れているでしょうか? 

 

 明るくいきいきした家庭は、まず生活習慣からです。大切なことは最初からあれもこれもと欲張らず、1つか2つに絞って徹底して守らせることと。そしてわれわれ大人(親)が手本となり、習慣を実践することです。

(2007年5月11日)