2016/05/25

生活リズム!

  子供の生活リズムの乱れが際立ってきています。

 

6歳以下の幼児の2人に1人は夜10 時以降に就寝し、3歳半の幼児の3人に1人が毎日3時間以上テレビを見ているといいます。また、朝食を「食べない」か「食べないことがある」のは、小学生の14%、中学生の20 %にもなるそうです。

 

 これは、子供に原因がある場合もありますが、親自身の夜型生活に子供を巻き込んでいる場合が多いようです。

 

「親の都合で子供を夜遅く連れ出す」「自主性を尊重すると言って、就寝時間を子供任せにする」「親が朝起きず、子供に朝食を食べさせない」といったケースです。

 

まず、親の意識を変えるべきではないでしょうか。 

 

 子供の生活リズムの乱れは、突然キレたり友達に乱暴したりする問題行動を引き起こす原因にもなっています。特に睡眠リズムが乱れている幼児の問題行動の例として、「友達に『おもちゃを貸して』などと言えず、人との関係を築けない」「部屋の隅にずっと座っていて動かない」「笑顔がほとんどない」などが報告されています。

 

 親の生活リズムに巻き込まず、子供の基本的な生活習慣を考えて生活リズムを整えてやる。このことは、いま非常に大切な親の役割となっています。

(2007年5月25日)