2016/06/15
父親力!
「父の日を意識しますか」という質問をお父さんにしたところ、約6割が「ほとんど意識しない」と答えたそうです。「母の日」と比べると何となく地味な「父の日」。しかし、「父親力」が最近注目されています。教育で、父親の果たす役割はやはり大きいのです。
イングでは年に数回、生徒たちにアンケートをとっていますが、「叱る先生」=「人気のない先生」ではありません。むしろ「叱れない先生」=「人気のない先生」という傾向があります。
普段は明るく授業も楽しいけれど、良くないことにはピシッと叱る。こういう「父親的指導」のできる先生が慕われているのです。
あるアンケートでは、中学2年生の4人に3人が自分の父親を「あまり怖くない」と答えたそうです。昔の「頑固親父」は影を潜め、「友達お父さん」が増えているのでしょうか。
でも子どもは心の奥では「父親的指導」を求めています。叱ることを母親任せにせず、いけないことはいけないとピシッと叱る。父親の威厳が求められているのです。
ただ、叱る前に子どもをよく理解しておくことも大切です。「子どもの好きな教科は」「親しい友達の名前は」「将来の夢は」。これらに答えられるでしょうか。
「父の日」を機に子どもと本気で向き合ってみませんか。「父親像」について考え直してみませんか。
(2007年6月15日)