2016/08/03

金銭教育!

 「忍たまワールド」「GO!GO!ふぁいなんすタウン」「カネールのKⅠN☆YOUランド」これは何だかわかりますか?これは、国税庁、財務省、金融庁のそれぞれのホームページにある子ども向け「金銭教育ゲーム」の名前です。(註 2007年時点。現在は異なる子ども向けページになっています)なかなか面白くできていて、大人でも楽しめます。やはり、こういうゲームにしないと、「税の仕組み」や「お金の役割」などを子どもに楽しく教えるのは難しいのでしょうね。一度ご家庭でものぞいてみてはいかがですか?

 家庭でできる身近な金銭教育といえば「お小遣い」です。最近、小学生の保護者に聞いたところ10人中8人の方が「お小遣いの額を決めず、必要なときに必要な分を渡している」と答えられました。

 しかし、これはどうでしょうか。金銭教育の面から考えると、毎月一定のお小遣いを渡して子どもなりに工夫や計画をさせる方がよいと思います。小学生なら、1ヵ月に(100円×学年)ぐらいが適当ではないでしょうか。

 使い道については、よほどの場合を除いて親は口を挟まず、その代わり「お小遣いの追加」や「前借り」は認めません。「お金は自然にわいてくる」「お金は借りてあとで返せばよい」という考え方が子どもに浸透するのは怖いことです。

 「お金は一生懸命に働いて得られるもので、大切に、計画的に使わなくてはいけない」お小遣いを通して、こういう気持ちをぜひ養いたいものです。

(2007年8月3日)