2016/10/05

子どもの安全!

 いま子どもたちの安全が脅かされています。「大阪府警察安まちメール」で配信される、「不審者」「ちかん」「ひったくり」などの犯罪情報は、1日に20件以上に上ります。(2007年当時)

 あるアンケートで、自分の子どもの安全について不安を感じているかどうかを尋ねたところ、8割を超える人が「感じている」と答えました。

 また、子どもの安全・安心のために必要だと思うことを尋ねると、一番多かった回答が「親が子どもに目を配る」で8割。「親にかかわらず、周りの大人が子どもに目を配る」と答えた人も6割を超えました。

 しかし最近は、その注意するべき親自身が原因となって起こる事故も増えてきているように思います。車に赤ちゃんを乗せたまま買い物や用事に出かけたり、パチンコをしたり…。親どうしがおしゃべりに夢中になっている間に子どもが道路に飛び出す…。

 子どもを守る立場であるはずの親が、逆に子どもの安全を脅かしているとすれば全く残念なことです。こうした事件・事故の背景には、親自身が、子どもの安全よりも自分の欲求を先行させてしまうという状況があります。子どものために、自分の自由(欲求)を一部犠牲にすることは、親として当然のことと思うのですが、それすらできない親や大人が増えているのかもしれません。

 子どもの安全に対する意識を高めるとともに、自分自身の行動を見直してみたいものです。

 (2007年10月5日)