2016/10/26
情報選別力!
受験シーズンが間近に迫っています。受験生が進学校を決める際、どのような要素によって決定するのでしょうか。「難易度」「進学実績」「学費」「交通の便」「校風」「クラブ」「制服」…。思いつくまま並べても、考える要素はかなり多くあります。
しかし、実際指導していると、一部の情報だけで決めてしまう親や子どもが結構います。「自宅から近いから」「校風が自由だから」「制服がかわいいから」…。
何事も、ちょっとしたきっかけで決めることがあります。でも、これだけで決めるのはどうでしょう。周りからの情報が実際の中身と違うことはよくあることですから、学校選びという特に大切な選択は慎重に行うべきでしょう。
現代は情報を入手しやすい時代です。試しにある高校のホームページを開いてみると、「入試要項」「学費」「入試説明会」「クラブの実績」「カリキュラム」「制服」「合格実績」…、主な情報はほぼすべて載せられていました。今度は多すぎて迷ってしまいそうです。でも、一部の情報で決めるよりはましです。すべての情報を偏りなく見たうえで、「百聞は一見に如かず」。オープンキャンパスや体験スクールに参加し、決定すればよいでしょう。
「多くの情報を得、取捨選択し、それを活かす。」これからの時代を生きるうえで必須の能力です。このことを念頭において、親はアドバイスをしてやりたいものです。
(2007年10月26日)