2016/12/14
大人へのメッセージ!② 聞く耳!
「今の大人にこれはやめてほしいということを自由にかいてください」というアンケートを実施しました。ある地域のイングの教室の、小学4年生から中学3年生まで約600人が対象です。
この問いに答えた327人中117人が「タバコ」。約36%を占めました。ちょっと驚きの多さです。この結果を見ると、子どもの前では吸わないように心がけた方がよいかもしれません。
中学3年生にもなると、厳しい回答が見られます。「適当に話を聞くこと」「自分の思い通りにしようとすること」「子どものことを知らないのに、とやかく言うこと」「何でも自分が正しいと思って、自分が思ったことを命令的に言ってくること」「今の子どもは○○だ、と決めつけること」「将来の話になると、子どもの意見を聞かず、『○○高校に行け!』と言うこと」
この時期の子どもは、少しずつ精神的に自立していきながらも、親に依存せざるを得ない変換期です。時には、それ自体が子どもにとって腹立たしく思えることもあります。「大人扱いしてほしいけど、ほったらかさないでほしい」という矛盾を抱えた時期なのです。
この時期の子どもたちでも、塾の先生に対しては素直です。親への反抗は肉親への甘えだとも言えます。時に子どもの言動に腹を立てることがあるかもしれませんが、感情的にならず「聞く耳」を持ち、粘り強く真剣に子どもと向き合うことが大切です。(2007年12月14日)