2016/12/21
プレゼント!?
クリスマスとお正月が近づいています。子どもたちはプレゼントやお年玉を楽しみにしているでしょう。
12歳以下の子どもを持つ保護者へのアンケートによると、昨年のクリスマスプレゼントの平均予算は約7600円。5年連続で「ゲームソフト」が一番多かったそうです。祖父母からのプレゼントも含めると、さらに高額なプレゼントをもらっているようです。
別のアンケートで子どもや孫へプレゼントを贈るタイミングをたずねたところ、「誕生日」「クリスマス」「入園・入学・入社などの新生活の時」が上位に並びました。また1回あたりの平均金額は、3000円~5000円が42.7%、次いで5000円~7000円が19.4%でした。
少子化の影響もあって、1人の子どもがもらうプレゼントの数や金額は増える傾向にあるようです。しかし、それに反比例して、プレゼントを贈ってくれた人に感謝する「心」はどんどん薄れていっているのではないでしょうか。
日本はわずか半世紀で、「物」がない時代から「物」があふれる時代へと大きく変化しました。そんな時代に生きる子どもたちだからこそ、「物」に込められた「人の心」を、われわれ大人が伝えていかなければなりません。
プレゼント一つにしても、タイミングや内容をよく考え、子どもたちに感謝の気持ちが芽生えるようにしたいものです。(2007年12月21日)