2017/01/04

夢!

 新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 「一年の計は元旦にあり」と言います。この1年の目標を立てるのもいいのですが、もう少し先のこと、将来について考えるのにも良い時期ではないでしょうか。

 小学校4年生から中学校3年生までの子どもたち約600人に「家族と、将来のことについて話しますか?」と尋ねたところ、「話す」と答えた子どもは27%で、残りの73%は「あまり話さない」もしくは「話さない」と答えました。

 また、「自分の将来は明るいと思いますか」という質問に対しては、「明るい」と答えた子どもは34%、「わからない」が62%、「明るくない」が4%。「明るくない」と答えた24人の子どものうち23人が中学生でした。わずか4%とはいえ、自分の将来を「明るくない」と思っている子どもたちが24人もいるということに少しショックを受けました。

 言うまでもなく、小学校、中学校の義務教育は子どもたちの可能性を広げるためのものです。得意、不得意はあっても、子ども一人ひとりに必ず長所があり、無限の可能性があるはずです。

 子どもの将来を案ずるあまり、つい短所や課題ばかり指摘していませんか。新年を迎えたこの日は、わが子の長所をほめ、自信を持たせて、明るく輝く夢を語りながら、家族で団欒してみてはいかがでしょうか。(2008年1月4日)