2017/03/29
判断力・決断力!
イングの小4~中3の生徒に「将来、なりたい職業を決めていますか」と尋ねたところ、「決めている」「だいたい決めている」と答えた生徒は、小学生で77.7%。中学生では58.6%に留まりました。
小学生は、限られた経験や情報から、憧れの職業を決めています。それに対して中学生は、視野が広がり、多くの情報に触れ、職業体験などを通してじっくり考える時期を迎えているのかもしれません。
決断する練習は家庭でもできます。たとえば家族旅行の計画を立てさせてみるのもその一つでしょう。家族ひとりひとりの希望を聞き、それを実現するためにいろいろな情報を調べて目的地を決める。交通手段や予算所要時間なども考慮に入れてスケジュールを組んでいく。
その過程で、さまざまな角度から検討し、情報を集めることの大切さや、何を基準に決断をすればいいのかなど、学べることが多くあります。
私たち大人(親)は、自分の考えを子どもに押しつけてばかりではなく、時には子ども自身に決断させる。頭ごなしに反対するのではなく、長い目で見て、いい判断ができるように導いてやる。そんな心のゆとりが必要ではないでしょうか。(2008年3月28日掲載)