2017/04/05
文武両道!
スポーツと学業の両立を表すときによく「文武両道」という言葉を用います。今月から新しく中学校や高校に進学する子どもたちも、勉強やクラブ活動への期待で胸を膨らませていることでしょう。
「クラブばっかりやってないで、勉強もしなさい!」子どもにこんな言葉をかけることはありませんか。「運動」と「学業」は、互いを阻害するものではありません。むしろ、互いを伸ばしあう関係にもなります。
スポーツにせよ、勉強にせよ、大切なのは自主的に取り組む姿勢です。たとえばスポーツで、監督やコーチに言われるまま練習を「やらされる」だけでは一流選手になれないでしょう。自分で考え、能動的に「やる」選手が伸びていくのだと思います。
勉強も同じです。自分で目標を決めて「やる」段階に変わると、成績がぐんぐん伸びてきます。
中学3年生の夏までクラブを頑張った生徒が、秋以降成績をぐっと伸ばしてくることはよくあります。逆にあまり真剣にクラブをやっていない生徒は、クラブをやめて時間が増えたはずなのに成績は上がらないということもあります。
私たち大人(親)は、スポーツや学業を通して子どもたちの「やる」姿勢をはぐくみたいものです。(2008年4月4日掲載)