2017/04/12
若者のモラル!
今回は、高校3年生S・Y君の声を紹介します。
「今、若者のモラルを大人は非難する。しかし、非難している大人も大して変わらない。なのに大人はそれが当たり前と思っているらしい。常に批判や非難の的は若者へ向けられている。(中略)
若者にしか分からない別の世界がある。その世界を理解しようとしない大人はただ非難するだけが大人の役割と思い込んでいるのかもしれない。若者に対する考えを変えるのが難しくなっているのだろう。何しろ、どっぷりと昔からの観念にいつのまにかつかってしまっているからかもしれない。(中略)
モラルは気持ちが大切だ。大人は子どもの気持ちを理解しないまま、決められたことを『こうあるべきだ』と言うだけである。だから、子どもが『なぜ』と疑問を持っても、大人はその理由を考えず疑問を解決しようともしない。子どもたちの考えようとする意思も失わせてしまう。
大人は自分に対するモラルを失くしているのかも知れない。なのに、若者をどうこうと言う。私は、自分を知ることから、他人を理解する気持ちを持ち、広い気持ちを持つようになろうと思う。」(原文一部改)
私たち大人は、この声の意味について考えようではありませんか。(2008年4月11日掲載)